インターンシッププログラムInternship Programs

GIP(北海学園大学インターンシッププログラム)

学生が社会や職業との接点を見出し、適切な職業・職種を選択するための就職指導が「GIP(北海学園大学インターンシッププログラム)」です。2023年度は86社の企業・官庁の協力を得て、399名の学生をインターンシップ学生として輩出しました。

GIP 内容・スケジュール

プログラム項目・テーマ 内容
4月上旬 事前準備 事前ガイダンス インターンシップガイダンス実施 インターンシップの目的や心構え、プログラムの内容を説明
4月下旬 事前研修① 目標設定 将来を描きながら働き方を考える講座。ワールドカフェで学生同士で自由に意見交換をする
5月上旬 事前研修② GPS-Academic
フォローガイダンス
結果の捉え方を知り、"客観的に自分を見る"きっかけとする
5月下旬 事前研修③ 自己分析セミナー GPS-Academicを実際に活用して自己分析し、自分自身のキャリアを考える
事前研修④ 社会人講話 若手社会人から直接「働くこと」「仕事とは?」「生き方」を聞き、働くことを実感をする
6月中旬 事前研修⑤ マナー講座 社会人としての身だしなみ、言葉遣いなどの基本的なマナーを習得
7月中旬 事前研修⑥ 各種手続き インターンシップ参加までの手続きや準備に関する最終確認
8~9月下旬 インターンシップへ参加(夏季休業期間)
10月上旬 事後振り返り 事後研修① 成果報告会 GIP参加学生や受入企業などが一堂に集まり、「情報・ナレッジ共有と交流の場」を持つ
事後研修② 就活で活用するための講座 インターンシップの経験をもとに、企業研究や自己分析を深め、「自分らしさを仕事でどう生かすのか」を考える

GIPの3つのポイント

自分の将来を真剣に考える
「働く未来を考えてみる講座」「働く実際から働き方を考えてみる講座」「自己分析」など、社会や企業、社会人の視点からいろいろな情報を得て、視野を広げ、ぼんやりとした「将来の自分」にスポットライトを当てていきます。
自分に合う企業を知る
自分に合う「組織風土」「働き方」を知り、それを参考にしながらインターンシップ企業を選ぶことができます。自己分析も行い、自分の強みや課題を知り、その上でインターンシップに参加することが可能です。
みんなの経験を共有する

インターンシップ終了後、参加学生、参加できなかった学生、受け入れ企業・官庁などが一堂に会して「成果報告会」を実施します。

新卒採用人事担当者と学生とのグループワークなども行いながらの報告会となります。

成果を高める事前・事後研修

4月の事前ガイダンスに始まり、6回の事前研修で「働くこと」への実感や主体性を身につけ、自己分析、マナー講座なども行った上で、インターンシップへ参加。また、インターンシップでの経験を無駄にせず、その後の就職活動につなげるため、事後研修として講座や「成果報告会」を実施しています。プログラム全体を通して、インターンシップでの学びがより意義深いものとなります。

幅広い業種の道内外企業が参画

GIPに参画いただいた企業・官庁数は2023年度は86社。北海道内に限らず、全国の企業・官庁から申込みをいただいています。受け入れ企業・官庁は、製造業、卸売業、金融業、マスコミ、エネルギー、サービス業、IT業、官庁、自治体など多岐にわたり、内容もさまざまです。

参加学生の生の声

インターンシップ先
社会福祉法人札親会

五十嵐 千歳IGARASHI Chitose

  • 経営学部 経営学科
  • 北海道芽室高等学校出身

興味のない職種も経験することで視野を広げ新たな発見が得られる

ドラッグストアや菓子メーカーなどの小売業に興味がありましたが、視野を広げるために社会福祉法人のインターンシップに参加しました。業界や事業所、障がい者に関する座学が1日、現場体験が3日、事例検討やグループワークが1日の計5日間でした。参加する前は福祉系の仕事は大変そう、難しそうというイメージがありましたが、実際にご利用者様の様子や職員の皆さんの仕事や雰囲気を体験することでマイナスイメージの払拭ができて、学ぶことが多く、成長できる職種だと感じました。3日目はイベントの企画・準備、4日目はイベントの運営補助でしたが、座学で学んだことを直接生かすことができ、ご利用者様の喜んでいる姿を見られることができてうれしかったです。興味のある業界だけでなく、今まで見たことのない業界のインターンシップに参加することも意識してみてください。新たな発見がありますし、希望する業界へのモチベーションのアップにもつながります。

インターンシップ先
財務省北海道財務局/札幌法務局

淀川 修人YODOGAWA Shuto

  • 法学部 法律学科
  • 北海道大麻高等学校出身

民間と公務員のどちらに向いているか自分の就活軸と活躍できる職を探す

民間企業と公務員のどちらに進むかの参考にするためと、公務員として従事することの意義を知りたいと思い、8月下旬に札幌法務局で4日間、9月上旬に財務省北海道財務局で5日間のインターンシップに参加しました。両方とも座学が中心で、各部署の方から業務の概要説明を受けました。職種柄個人情報の漏洩を防ぐために現場での実践ができず、配布資料や制度の説明などを基に模擬事案に対する回答をグループワークで導き出すという内容が多かったです。最終日は若手職員との座談会がありました。インターンシップを通して、今まで自分が抱いていた公務員の負のイメージや不安が覆され、全く知らない部分が見えてきました。また、公務員ならどこでもいいというわけではなく、自分が活躍できる職務はなんであるかこだわりを持つことも必要だと考えるようになりました。それと共に自分自身の欠点を発見する機会にもなりました。事前準備としては担当者とトップの氏名、インターン先の概要、業界の動向を頭に入れておくことをおすすめします。

インターンシップ先
鹿島建設株式会社

吉田 拓海YOSHIDA Takumi

  • 工学部 建築学科
  • 北海道札幌白石高等学校出身

具体的な仕事内容や社内の雰囲気を知り就職活動のモチベーションを高める

建築最大手企業の現場や施工管理の仕事内容を感じたいと思い、8月末に鹿島建設札幌本社の5日間のインターンシップに参加しました。初日は本社で企業説明を受け、その後現場見学をさせていただきました。2日目以降は現場の事務所に通い、講義動画を視聴したあと現場を見学して、動画の内容を確認・復習しました。最終日は社員と現場関係者約20人を前に、5日間で学んだことや気づいたことなどをまとめてプレゼンテーションをしました。遅くまで残ってプレゼン資料を作るなど、準備するのが大変でした。施工管理の仕事は厳しい上下関係があり、精神的・肉体的にも辛そうだというイメージがありましたが、実際の現場ではそんなことはなく皆さん優しくフレンドリーに接してくださって、雰囲気もよかったのが印象的でした。大学の授業で行った実験と同じことが、実際の現場で行われていることを目の当たりにして、自分の学びと社会がつながっていることも実感しました。充実した日々を過ごし、モチベーションも上がりました。

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