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工学研究科Top page of Graduate School of Engineering
研究科長からのご挨拶
建設工学や電子情報生命工学の分野において、
専門性と幅広い視野をもつ自立した技術者・研究者を目指す学生および社会人の皆様へ
工学研究科長
山田 俊郎
現代社会では、感染症の流行制御や貧困の撲滅、持続可能な社会の構築、人口問題への対処、気候変動による災害被害の抑制など、国際社会と協力して解決すべきグローバルな課題が存在しています。また、人口減少や高齢化、生産性低下、都市と地方の格差などの国内の課題にも直面しています。これらの社会的な課題を克服し、持続可能性と強靭性を備えた社会を構築して国民の安全と安心を確保するとともに、一人ひとりが多様な幸せを実現できる社会を目指すためには、イノベーションの創出が不可欠です。科学技術とその基盤となる工学は、これまでもイノベーションの創出において重要な役割を果たしてきました。急速なデジタル技術の発展により高度な情報化社会が形成され、今後さらに加速し変容する未来社会においては、新たな価値の創造と持続可能な社会の構築に貢献する工学の重要性はますます高まると考えられます。
本工学研究科には、建設工学専攻と電子情報生命工学専攻の2つの専攻があります。建設工学専攻は社会環境系と建築系からなり、土木工学、環境工学、建築学に含まれる様々な専門分野の講義を受講することができます。また電子情報生命工学専攻では電子情報工学と生命工学を構成する幅広い専門分野の講義を受講することができます。所属分野の専門知識を深めるだけでなく幅広く知識を習得することで、自らの専門分野を俯瞰できる柔軟な視点を持って新たな技術開発に取り組むことができる人材の育成を目指しています。2年間の修士課程では、専門知識の基礎を固めると同時に最先端の知識を習得しながら先端的な研究課題に継続して取り組みます。習得した専門知識を実践的に活用する能力や、理論を実証し新たな知見や課題を発見する能力を涵養するだけでなく、未知の課題に取り組むために自ら学び続ける姿勢を養います。さらに3年間の博士(後期)課程では、教育研究活動を自立して遂行する能力や高度な専門知識を駆使した指導的立場での業務遂行能力をもつ人材育成を図っています。
本工学研究科での学びを通じて、変容する社会の中で既存の枠組みでは対応できない新たな課題に常に立ち向かい、持続可能で強靭な未来社会の創造に貢献できる自立した技術者・研究者を目指していただきたいと考えています。新しい時代の地域・社会を切り拓く志をもった皆様の挑戦を心よりお待ちしております。
大学院進学を希望される皆様へ
<工学研究科個別相談について>
工学研究科では、メールもしくは電話による個別相談を実施しています。大学院担当教員が相談に応じますので、以下の手順に沿ってメールでお申し込みください。相談は随時受け付けていますので、ご興味を持たれた方はお気軽にご利用ください。
1.「大学院進学説明のための相談用窓口」(graduate-school○tyhr.hokkai-s-u.ac.jp ※○を@に変えてください)に、以下の内容(①~④は必須)を明記の上、相談希望の連絡をしてください。⑤に住所を記載された方には、関係資料(北海学園大学大学院要覧・北海学園大学大学院工学研究科修士課程・博士(後期)課程学生募集要項)を郵送させていただきます。⑥は未定の場合は記載する必要はありません。※記載いただいた個人情報は、大学院関係の連絡事項のみに使用し、これ以外の目的には一切使用いたしません。
①氏名、②出身大学(大学、学部、学科名、在学中の場合は学年・既卒の場合は卒業年)、③連絡先メールアドレス、④建設工学専攻・電子情報生命工学専攻の別、⑤資料送付先住所、⑥おおよその希望研究分野もしくは指導希望の教員名
2.担当の教員よりご連絡いただいたメールアドレスに返信をいたします。そこで改めて詳しい相談内容の確認と相談方法(メールもしくは電話など)の調整をさせていただきます。
建設工学専攻 修士課程・博士(後期)課程
電子情報生命工学専攻 修士課程・博士(後期)課程
建設工学専攻は、社会基盤整備に深くかかわる社会環境系と建築系に分かれて、豊かな社会や快適な環境の形成に向けて理論と応用を実践する教育・研究を行っています。
電子情報生命工学専攻は、「電子」・「情報」・「生命」の各専門分野およびそれらの有機的連携から創生される未来型産業の振興に貢献する高度技術者の育成を目指し、「光・画像情報処理」、「自律移動ロボット」、「電子・デバイス」、「計算機応用技術」、「視覚及び生体情報処理」、「音声及び自然言語処理」、「免疫分子化学」、「染色体ゲノム工学」、「グリーンテクノロジー」などの分野について専門的な教育・研究を展開しています。
教育研究上の目的
本研究科は、建設工学専攻分野及び電子情報生命工学専攻分野における基礎的・応用的な専門知識と技術を身に付け、人間社会と地球の未来を見渡す広い視野を持ち、創造性豊かな研究者・技術者として、新しい科学技術の研究開発やその具体的実現を積極的に担っていく人材の育成を目指す。
(研究科規則第3条)
開設年 | 1991(平成3)年 建設工学専攻修士課程 開設 電子情報工学専攻修士課程 開設 1995(平成7)年 建設工学専攻博士(後期)課程 開設 電子情報工学専攻博士(後期)課程 開設 2016(平成28)年 電子情報生命工学専攻修士課程 開設 2018(平成30)年 電子情報生命工学専攻博士(後期)課程 開設 |
入学定員 | 建設工学専攻 修士課程 6人 建設工学専攻 博士(後期)課程 2人 電子情報生命工学専攻 修士課程 6人 電子情報生命工学専攻 博士(後期)課程 2人 |
※『大学院要覧』は2023年6月作成の内容です
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