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経済学研究科Top page of Graduate School of Economics
研究科長からのご挨拶
Cool head, but warm heart
経済学研究科長
古林 英一
少しでも経済学を学んだ経験のある人でしたら、アルフレッド・マーシャルAlfred Marshallの名を聞いたことがあるでしょう。1842年にロンドンで生まれ、1885年にケンブリッジ大学の教授に就任します。新古典派経済学のトップランナーとして名をなし、ピグーやケインズの師匠としても有名な人物です。マーシャルのkなんていうのも聴いたことがあるかもしれません。
"Cool head, but warm heart"という言葉は、彼が1885年2月におこなった教授就任演説のなかで使われた有名な言葉です。「冷静な頭脳と暖かい心」というような意味ですね。もっとも、どういう文脈で使われた言葉なのか、私は恥ずかしながら知りません。
ただ、おそらくこれは後のことでしょうが、ロンドンの貧民街を学生たちに見せたときにも"Cool head, but warm heart"と言ったそうです。ケンブリッジ大学といえばイギリスの上流階級の子弟が集っていた大学です。エリートとして上流社会で生きていくはずの彼ら(当時はおそらく男子学生しかいなかったでしょうから「彼女ら」はいなかったと思います)にこそ"Cool head, but warm heart"を伝えたかったのではないでしょうか。
現代社会は直感や感性を重視する社会のように私には思われてなりません。とかくすぐに答えを求める風潮は年々強まっているように私は思います。もちろん、すぐに何らかの答えが必要なことは多々あります。ですが、その答えが正解なのか誤答なのかがすぐにわかることは実はあまりありません。
強靱な知性と豊かな教養なくして"Cool head, but warm heart"を得ることはできません。知性なき"cool head"は単なる独りよがりですし、教養なき"warm heart"ははた迷惑な熱情にすぎません。
わが北海学園大学大学院経済学研究科は1970年の設立以来、209名の修士、13名の博士を輩出してきました。本学経済学研究科には他校に勝るとも劣らない多様な教員が在籍しています。多様な教員に接し向き合うことで、強靱な知性を涵養し、豊かな教養を身につけることができると私は信じています。
大学院進学を希望される皆様へ
経済学研究科では、お問い合わせいただいた方々に対して個別相談を実施します。
大学院担当教員が相談に応じますので、次の手順に沿ってメールでお申し込みください。メールでの相談も受け付けています。
メールでのお申込み kyomu-za〇hgu.jp※〇を@に変えてください
・メールの件名は「大学院個別相談希望」としてください
・以下の情報を必ず記載してください
①氏名 ②連絡メールアドレス
③在学生(学年も記載)か社会人か※社会人の方は、本学卒業生か記載願います
④おおよその研究分野やテーマ ⑤相談内容(簡単でかまいません)
その後、担当者よりご連絡いただいたメールアドレスに返信し、面談の日時や方法の調整をさせていただきます。
経済政策専攻 修士課程・博士(後期)課程
国際化する地域社会が求める人材を輩出するため、経済政策分野にとどまらず、経済理論・歴史・統計・環境・福祉など幅広い分野を学びます。
修士課程及び博士(後期)課程ともに、夜間開講科目の履修が可能なため、向学心旺盛な社会人が在籍しています。また、長期履修制度の導入により、履修期間は修士課程で3年、博士課程で5年まで可能です。 さらに本学開発研究所をはじめ、北海道大学大学院 経済学院・農学院と北海商科大学大学院 商学研究科と連携しています。
教育研究上の目的
本研究科は、経済学の理論・歴史・政策全般について精深な学識と研究能力を養い、経済社会の専門分野において必要な高度な研究能力と豊かな学識を有する人材を養成することを目的とする。
(研究科規則第3条)
開設年 | 1970(昭和45)年 経済政策専攻修士課程 開設 1995(平成7)年 経済政策専攻博士(後期)課程 開設 |
入学定員 | 経済政策専攻 修士課程 15人 経済政策専攻 博士(後期)課程 3人 |
※『大学院要覧』は2023年6月作成の内容です
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