お知らせ最終更新日:2025.10.17
沼田町空き家リノベーション・プロジェクト2025 4巡目(後編)
◆活動の概要紹介
2017年度から沼田町を舞台に、空き家をリノベーションする活動に取り組んでいます。2019年度には本学と沼田町との包括連携協定締結にも繋がり、活動を継続してきました。
今回のテーマは「ボーダーレス・シェアハウス」です。移住体験に来られる方々はもちろん、町民の皆さんも交流に参加できる空間を目指します。
この活動の特徴は「地域まちづくりへの貢献」と「学生が実体験を通じて建築や地域と向き合う機会の創出」にあります。
◆4巡目の取り組み(後編)
9月16日から5泊6日で沼田町を訪れ、空き家リノベーション・プロジェクト4巡目に取り組みました。
岡本ゼミ所属学生8名に加え、有志の後輩5名を含む13名でプロジェクトを開始。活動の中盤で3名が入れ替わり、延べ16名の学生が参加しました。
3日目は壁紙を貼り終え、4日目にはフローリング材の敷き込みを完了するなど着実に仕上がっていきました。5日目には清掃と並行して、可動式本棚の据え付けなど、最終的な内装の仕上げを収めきることができました。
残り時間が減っていくなか、道具を探す時間さえ惜しくなる状況で、学生たちは「整理整頓の徹底」や「次の作業内容を想定した準備」がいかに大切かを改めて痛感し、実践的な現場管理の重要性を学んでいました。
今回のプロジェクトでリノベーションした空き家のお披露目会には、横山町長をはじめ、沼田町民や移住体験中の方々などが訪れてくださいました。
自分たちの手で作り上げたリノベーションの内容を、達成感に溢れ、目を輝かせながら説明する学生たちの姿がありました。地域の方々との交流を通じて、大きな学びと喜びを得ることができました。
また、このプロジェクトを通じて、学生たちは建築技術だけでなく、チームワークや計画性、地域の方々とのコミュニケーション能力など、社会で求められるスキルを身につけることができました。
メンバーの入替わり
棚板の取りつけ準備
クッションフロアの敷設準備
クッションフロア敷設に苦戦
漆喰の施工
小上がりはダイニングの椅子にもなります
横山町長に施工箇所を解説
横山町長と記念撮影