本学の学芸員課程受講生が携わった展示会が小樽市総合博物館(本館)で開催中News & Information

お知らせ最終更新日:2025.01.27
本学の学芸員課程受講生が携わった展示会が小樽市総合博物館(本館)で開催中

本学学芸員課程の受講生13名(法学部、人文学部、工学部の1~3年生)が、小樽市総合博物館学芸員の蟬塚咲衣さん(北海学園大学非常勤講師)の指導のもと企画した展示が、小樽市総合博物館本館の回廊で開催されています。

2025年1月18日(土)~3月30日(日)まで開催の、本館回廊展1「昭和の写真から今を見つける」では、写真家である兵庫勝人氏が撮影した1970年代の小樽の写真と、同一構図で撮影した現在の小樽の写真を並べて展示しています。
展示している現在の小樽の写真は、2024年夏に行った北海学園大学と立命館大学の共同調査で撮影された写真がもとになっています。詳細については以下の記事をご覧ください。

今回の展示では、JR小樽駅から歩いて探索できる、運河周辺・稲穂周辺・花園周辺という3つの地域を取り上げました。学生は広報班、運河班、稲穂班、花園班の4つの班に分かれ、展示を作成しました。
各班より、展示の見どころなどを紹介します。

広報班からのコメント
回廊展のタイトル、ポスター作成、展示の構成などを担当しました。想像をはるかに超える作業量に圧倒されながらも、今回の回廊展を成功させるべく、全体のデザインの細部にまでこだわり製作しました。
展示している各写真の撮影地点の地図を載せているので、展示をご覧いただいたあと、小樽の街を巡ってみてください。

運河班からのコメント
運河周辺の歴史を象徴する建物が写っている写真を選び、展示しました。今でも活用されている建物が多いため、街歩きの時にも探しやすいと思います。観光で小樽運河を訪れた際に足を延ばして実際の景観を見ていただきたいです。
今回の展示で選出した写真はすでに有名な建物が多かったので、次の機会があれば、観光では意識する機会が少なそうな運河周辺の魅力を伝えられたらと考えています。

稲穂班からのコメント
稲穂周辺には、市民の昔からの生活が垣間見える場所が多く残っています。新旧写真を比較して、今はなき建造物、残っている建造物を探してみてほしいです。
博物館での実習を通して、小樽には運河だけにとどまらない魅力が詰まっているということに気づきました。また、博物館の展示は完成までに多くの時間がかけられているということも実感できました。

花園班からのコメント
花園周辺は、景観の変化は見られますが、今でも飲み屋街として人が集う場所です。花園班の展示は、「わかりやすい」をコンセプトに写真を選定しました。変化が一目でわかるような写真を選んだので、見ていて楽しい展示になっていると思います。
約50年前の写真と現在の景観を見比べながら、小樽の街を歩くのはとても楽しかったので、展示を見た後、実際に歩いてみてほしいです!

受講生は、約半年間の準備期間で、チラシやパネルのデザイン制作や、展示写真の選定、解説文の作成、パネル制作、ポスターの掲示、チラシの配布準備など、様々な作業を通じて博物館の展示ができるまでの工程を学びました。
現在ご覧いただいている記事の文章作成と掲載写真の選定も、広報班を中心に行いました。

また、蟬塚さんが企画した、本館回廊展2「地図でつながる街の記憶―私たちの想い出の小樽」も同時に開催しています。
本学の学生も参加した、小樽市総合博物館のワークショップで募集した「小樽の想い出の写真」や、立命館大学の学生が小樽滞在中に取り組んだ「小樽の魅力」、「ガッカリ小樽」を見つける課題の成果について紹介しています。

回廊展1・2合わせて、112点の写真を紹介しています。開催中にぜひご覧ください。

この展示は、様々なメディアで紹介されています。

北海道新聞(有料記事)
読売新聞オンライン
小樽ジャーナル


パネルの制作風景(稲穂班)


パネルの配置決め風景


広報用写真の選定風景(広報班)


展示作業の様子(運河班)


キャプション作成中(花園班)


ぜひお越しください!

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