お知らせ最終更新日:2024.08.21
本学の大学院生2名が携わった展示会「伊藤整の『幽鬼の街』展」が開催中
大学院文学研究科日本文化専攻修士課程2年の武田佑希子さんと、同博士課程2年で小樽市総合博物館学芸員の蟬塚咲衣さんが企画段階から携わった展示と関連事業が、市立小樽文学館と小樽市総合博物館で開催されています。
2024年8月10日(土)~10月20日(日)まで開催の「ストーリーマップでめぐる『幽鬼の街」展」は、市立小樽文学館と小樽市総合博物館(本館・運河館)の3館による共同展示です。
小樽市総合博物館本館企画展「幽鬼の街・小樽とその時代を歩く」では、地理情報システム(GIS)を駆使した手法を適用し、伊藤整の小説『幽鬼の街』(昭和12年)に描かれた地図や場面を現実の地図に配置することで、当時の小樽市街の様子と作品の魅力を余すところなく伝えています。
関連事業「今、幽鬼の街に歩み入る時――世代を超えた共同アプローチ」(日時:9月22日会場:市立小樽文学館展示室)にも武田さんはゲストとして招かれ発表するほか、博物館ゼミナール小樽学「よむ・めぐる・つながる――地図で見つめる小樽の歴史と文学」(日時:8月17日 会場:小樽市総合博物館 本館2階実験室)で講師を務めました。
また、蟬塚さんは、ミュージアムラウンジ「思い出の街・小樽を地図化する」(日時:10月5日 会場:小樽市総合博物館 本館2階研修室)で講師を務めます。
この企画展には、本学人文学部卒業生で小樽市総合博物館学芸員の鈴木博子さんも担当者として企画に携わっています。また、企画展のタイトルにもなっている「ストーリーマップ」は、本学の地理情報システム(GIS)関連の一般教育科目講義(「GIS現地調査入門」「GIS現地調査基礎」)で作成されたものが基になっています。
ご関心のある方は、ぜひご覧ください。
博物館の公式HPはこちら
https://www.city.otaru.lg.jp/docs/2023031200018/otarumuseum.html
■関連情報
北海道新聞掲載記事
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1049719/
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/906578/
企画展に携わった、(左から)蟬塚さん、武田さん、鈴木さん
展示室でGISのレイヤー構造を体験する武田さん
展示室を確認する武田さん