法学部山本健太郎教授の書籍出版News & Information

お知らせ最終更新日:2021.09.24
法学部山本健太郎教授の書籍出版

法学部山本健太郎教授の書籍『政界再編-離合集散の30年から何を学ぶか』中公新書が2021年7月に出版されました。

■内容紹介
1993年に細川政権が発足し、日本政治は政界再編の時代に突入した。非自民勢力の結集は新進党で一度挫折するが、二度の合流で伸長した民主党は2009年に政権交代を果たす。しかし政権崩壊後、民主党は四分五裂し、「第三極」も低迷。自公政権のもと「一強多弱」に陥った。大同団結しなければ選挙に勝てず、政党が拡大すれば路線対立が激化する――。ジレンマを乗り越え、「政権交代可能な日本政治」実現の道を示す。

■著者コメント
菅内閣がコロナ対応の不手際で支持率を落とす一方、対抗する野党への期待も一向に上向かず、政党政治の閉塞感が強まっています。しかし今の閉塞感は、「与党もダメだが、野党もだらしない」といった能力論では説明できず、背景に横たわる構造的要因にこそ目を向けるべきだというのが本書の主張です。本書では、このことをおよそ30年にも及ぶ政界再編の歴史を振り返りながら論じています。秋までにある総選挙を前に、日本政治のこれまでとこれからを考える材料にしていただければと願って執筆いたしました。ぜひ一人でも多くの方に手に取っていただければと思います。

(書評)
『読売新聞』2021年8月22日付朝刊(橋本五郎氏・評)
『週刊ダイヤモンド』2021年8月28日号(佐藤優氏・評)
『週刊東洋経済』2021年9月4日号(河野龍太郎氏・評)
『北海道新聞』2021年9月19日付朝刊(山口二郎氏・評)

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