お知らせ最終更新日:2024.07.22
学生による、学生のためのサポートチームHGU SOS(学内インターンシップ)が防災ワークショップを開催
HGU SOS(Student Omoiyari Support)は2020年、新型コロナウイルスの感染拡大により大学生の生活スタイルが大きく変化したことをきっかけに発足した北海学園大学の学内インターンシップです。大学の各部局、各学部の事務室などと連携しながら、学生同士だからこそ分かる不安や悩みを学生目線でサポートしています。
今回、本学が発行した災害時対応マニュアルに記載された知識を周知し、率先避難者となり得る学生を増やすべく、本学OBでDoはぐマスターの飛騨剛さんと石狩振興局の高田和樹さんをお招きし、6月15日(土)14:00~16:00、本学豊平キャンパス8号館B31番教室にてワークショップを開催しました。
当日は約20名の学生が参加し、過去の災害事例を通して災害への「備え」がいかに重要なのかを学び、災害時対応マニュアルの内容をクイズ形式で紹介しました。
その後、災害用伝言ダイヤル(171)を体験利用し、災害時に電波がなかなか繋がらない中での連絡手段を知ることができました。さらに「Doはぐ」という、避難者の年齢などそれぞれの事情が記載されたカードをどのように避難所に配置するかを体験する避難所運営ゲーム(HUG)を実施しました。これは元々静岡県が作ったゲームですが、北海道の冬の気候条件などを追加し、道民に避難所などを自分事と捉えてもらうために作成された北海道仕様のHUGです。
ここでは低体温症やエコノミークラス症候群など、冬の災害時に起きかねない事象を講師の解説を通して深く学ぶことができました。
そして会場には、防災グッズや非常食、段ボールベットが展示され、実際に横になって避難生活を想像することができるようになっており、多くの参加者が寝そべる体験をし、その頑丈さに驚いていました。
参加者の皆さんからは、災害時の対応を学ぶ機会への感謝や、災害時に考えることの多さに驚く声、実践的な内容を喜ぶ声が寄せられました。HGU SOSでは継続してこのようなワークショップを開催し、災害がいざ起こった時に、適切な対処ができる学生が増えるよう、取り組んでいきます。