人文学部岡田一祐講師がデジタルアーカイブ学会第2回学会賞を受賞News & Information

お知らせ最終更新日:2021.04.26
人文学部岡田一祐講師がデジタルアーカイブ学会第2回学会賞を受賞

2021年4月23日(金)に開催されたデジタルアーカイブ学会第6回研究大会において、本学人文学部岡田一祐講師の著書『ネット文化資源の読み方・作り方----図書館・自治体・研究者必携ガイド』(文学通信、2019)が第2回学会賞学術賞(著書)を受賞しました。
デジタルアーカイブ学会は、21世紀日本のデジタル知識基盤構築のためにデジタルアーカイブに関する研究や個々のアーカイブ間の連携・発展のための組織で、600名を超す個人や組織が加盟しています。
「デジタルアーカイブ学会賞」はデジタルアーカイブおよび学会活動に寄与した活動に対してその功績を認め授与され、「学会賞学術賞」はその中で優れた著書、論文(DA学会誌掲載の有無は問わない)等を表彰するものです。

学会ホームページ

受賞理由

「インターネット環境をはじめとする情報技術の進歩と発展は著しく、文化資源を扱う施設や学術分野では、これらの技術を用いたデジタルアーカイブや関連研究が世界規模で活発化している。本書は、インターネットメールマガジン『人文情報学月報』の2015年4月から2018年12月までに掲載された記事をもとに編集された書籍であるが、その時々で注目されたデジタルアーカイブに関連する技術や方法論、取組み等を幅広く概評し、これらの出来事を時系列順に読み進めることができる。また『ネット文化資源の読み方・作り方』という挑戦的な書名に見られるように、その内容は文化資源とデジタルアーカイブを取巻く環境を俯瞰するための手引書にふさわしい。」

受賞者のコメント

本書は、デジタル人文学に関するメールマガジン『人文情報学月報』での連載をまとめて一書としたもので、おもに日本文化にかかわる新たなデジタルアーカイブやデジタルを活用した取組みに注目してきました。昨今、国文学研究資料館の「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」のように、代々伝えられてきた貴重な文化遺産をデジタル化した試みが増えており、そのような日本文化にかかわるデジタルアーカイブや、それらを活用した取組みは重要性を増しています。本書が、そのような興味関心への手引きとなれば著者として大変喜ばしく思います。

問い合わせ先

研究の内容:北海学園大学人文学部 講師 岡田一祐
メールアドレス:k-okada〇hgu.jp ※〇を@に変えてください
電話番号:011-841-1161(代表)

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