【学生の皆さまへ】学長メッセージNews & Information

お知らせ最終更新日:2020.10.08
【学生の皆さまへ】学長メッセージ

コロナ禍と大学
コロナといかに共存して生きるか

在校生の皆さま

 2学期になってふたたび授業が開始しましたが、このところ本学の学生が陽性者あるいは濃厚接触者になる事例が増えてきましたので、感染予防に対してよりいっそうの意識をもっていただくよう、学長からあらためて注意喚起を呼びかける次第です。
 北海学園大学では、2学期も1学期と同様、対面授業を基本原則としながら、教室が「密」になることを避けるために、教室の収容人数を通常の1/3以下に制限し、それを超えるすべての授業はオンライン授業としています。また感染予防の観点から、毎朝、施設清掃時に机や手すりなど学生が触れる箇所の消毒を実施、窓の開閉による換気の実施、手指消毒のための消毒液の設置、マスク着用の徹底と未着用者へのマスク配布、大人数によるイベントの中止など、感染予防対策をとっています。1学期のはじめ学生や保護者から、なぜ感染リスクがあるのに対面授業を行うのかと、お叱りや批判を賜りました。しかし日がたつにつれ学生から大学での授業を求める声が大きくなってきました。
 そもそも、西欧中世に起源をもつ≪大学≫という制度は、<教える>ないし<学ぶ>という「コミュニケーション行為の場」として成立したものであり、もともと校舎や施設に固定されてはいませんでした。教える知識と資格をもつ教師と学ぶ意欲のある学生がいれば、そこに「teaching/learningの場としての大学」は成立するからです。したがって、ICT技術が非常に発展した今日、大学の授業も従来型の教室での対面授業だけでなく、オンライン授業も正規の授業として十分成り立ちうるのです。
 とはいえ、学内での感染拡大を恐れて、すべての授業をオンラインに切り替えてしまうと、大学生活は著しく味気ないものとなります。下手をすれば大学で勉学する意欲すら失せてしまいます。ですから、効果的なワクチンや治療薬が開発されるまでは、感染予防に最大限の注意を払った上で、教室での対面形式の授業とオンラインによる遠隔授業とをベストの割合でミックスした、ハイブリッド授業しかないと考える次第です。しかしキャンパス内での対面授業を、限定的な仕方であれ、継続的に実施するためには、コロナウイルス感染症に「かからない、うつさない」という意識を、わたしたちがより強く持たなければなりません。
 コロナウイルスの感染源は、いまのところ大学の外の世界に潜んでいますので、学外での節度と自覚をもった行動がとりわけ大事です。課外活動後のグループ飲食とかアルバイト先での行動などには、とくに気をつけてください。
 大学をクラスター発生の場としないために、また制限された条件下であっても、可能な限り自由で溌溂とした大学生活が送れるよう、皆さまの自覚と協力を切にお願いいたします。心を一つにしてみんなでこのコロナ危機を乗り越えていきましょう。

学長 安酸敏眞

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