HBC北海道放送 特別授業~メディアリテラシーって何?動画配信とテレビの関係は?実務者から学ぶ~News & Information

お知らせ最終更新日:2019.11.11
HBC北海道放送 特別授業~メディアリテラシーって何?動画配信とテレビの関係は?実務者から学ぶ~

10月29日、本学豊平キャンパスで「HBC北海道放送局 特別授業」を開催しました。

特別授業は、北海学園大学とHBCが結んでいる包括連携協定に基づいて行われたもので、経営学部の「統計学概論」を学ぶ学生約300名が受講しました。当日はHBC北海道放送局から講師を招き、テレビとSNSの情報の違いや地方放送局が動画配信サービスを行う狙いなど、メディアの最新事情に関する特別授業を行っていただきました。

HBCメディア戦略部の並木翔太は「スマホの普及に伴って"一億総メディア化"と言われる時代には、各人がリテラシー(適切な理解)を持っていないと問題が起き得ることになる。SNSで情報源を確認せず、善意で広めた情報がデマで訴えられてしまった事例もあり、発信する情報が適切なものなのか用心してほしい。そのことを知った上で使いこなせば、面白いツール」とSNSを利用する際の注意を喚起しました。

また同部の野津孝弘は「YouTubeなど世界中で視聴できる動画配信と同じようなプラットフォームで、地方放送局も独自の動画配信サービスを始めている。それは限られた時間の中でしか放送できないテレビの弱点を補い、いつでも多くの方にローカル情報を発信することを可能にしている。そうしたテレビと動画配信の相乗効果を活用して、新たなコミュニケーションのあり方を模索している」と報告しました。

受講した学生の一人は「放送局や新聞社は自前で取材をしてコンテンツを発信していて、プラットフォームを提供する一部のWEBメディアとの違いが分かった。SNSを毎日利用しているので、リテラシーを高めながら使いたい」と話していました。

特別授業を開講した北海学園大学経営学部の関哲人教授は「データやメディアに対する知識を深め、正しく使うことが、情報の正確な分析につながる。そのことを、こうした実社会で起きている事例で学ぶことは、学生にとって有益」と話しています。

特別授業に先立って学生は、北海学園大学とHBCが学生のメディア利用に関して共同研究しているアンケートに答え、その分析を今後、学生自身が統計学の実践として行うことも予定されています。

この特別授業は同日のⅡ部(夜間部)でも行われ、さらに約100名の学生が受講しました。

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