ナッジによる消毒利用促進の実験研究 -北海学園大学での新型コロナウイルス感染防止策News & Information

学生の活躍最終更新日:2021.03.18
ナッジによる消毒利用促進の実験研究 -北海学園大学での新型コロナウイルス感染防止策

経済学部の佐藤敦紘准教授とゼミ生の髙橋鴻太さんは、行動経済学の「ナッジ」の知見を活かした複数のメッセージを本学豊平キャンパスの4号館玄関前に掲示して、「どのメッセージが最もアルコール消毒を促進するか」の計測実験を行いました。
掲示の効果は想像以上で、掲示前は30%台だった利用率が、平均して50%を超える結果となりました。なかでも周囲との同調を考慮したメッセージや、家族や友人のことを意識させる利他的なメッセージは効果的で、その後もキャンパス内の適切な場所に掲示され、本学での新型コロナウイルス感染防止の一助となっています。実験についての詳細は以下の資料をご覧ください。

なお、髙橋さんは実験の計測結果をまとめあげ、経済学部のゼミナール論文として提出しました。論文は江川賞の最優秀論文に選ばれ、その詳細は経済学部Webサイトに掲載されています。


計測時の様子


4号館玄関(2021年2月現在)


学生玄関(2021年2月現在)

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