3つのポリシー(経営学研究科)Diploma, Curriculum and Admission Policy
of Graduate School of Business Administration

学位授与方針
(ディプロマ・ポリシー)

修士課程においては、所定の修業年限および修得単位を満たし、修士論文審査に合格した者に対し修士(経営学)の学位を授与します。修士の学位を授与された者は、課題を探求し、解決する能力を備えた実践的研究者及び高度職業人として、社会の各分野で活躍しうる人材と認められたことになります。

博士(後期)課程においては、所定の修業年限および修得単位を満たし、博士論文審査に合格した者に対し博士(経営学)の学位を授与します。博士の学位を授与された者は、既存原理への問題提起や新原理の探求を行いうる高度な研究能力を有し、学識豊かな実践的研究者及び指導的な高度職業人として、広く社会および学会に貢献しうる人材と認められたことになります。博士論文提出後は公開の報告会を義務付けるとともに広く研究成果を公開しています。

教育課程編成方針
(カリキュラム・ポリシー)

経営学研究科は、専門的な学術の理論を教授し、専攻分野における研究能力を養い、21世紀の国際社会及び地域経済社会に貢献する学識豊かな実践的研究者及び高度職業人の育成を目的としています。

修士課程においては、講義・演習・修士論文の作成の3つの柱から、カリキュラムを構成しています。講義科目は、組織経営、組織情報、組織心理の3つに大別されます。2単位の講義科目をいかに組み合わせるかによって、8つの講義科目履修モデルが提示されており、履修のためのガイドラインとなっています。修士課程での演習では、指導教授によって2年間継続的に指導がなされ、修士論文の作成を目指すことになります。中間報告会を実施して、論文の完成度を高めています。

博士(後期)課程においては、特殊研究による指導教授の講義と博士論文の作成が主に行われます。指導教授による論文作成のための指導は3年間継続して行われます。博士(後期)課程においても中間報告会を実施して、論文の完成度を高めています。また、修士課程・博士(後期)課程いずれにおいても、院生のほとんどは社会人のため夜間・土曜日の開講を積極的に推し進めています。

入学者受入方針
(アドミッション・ポリシー)

社会・経済・文化においてグローバリゼーションが進行する今日、企業など組織を取り巻く環境は著しく変化しています。こうした中、経営学研究科は、これからの時代が求める広い領域の知識や技術と関心をあわせ持った「新しい専門家」や「高度の研究者」を育成することを目的としています。特に、社会人にとっては自らの職業から得られる経験を生かしながら、その経験をさらに充実・深化させ、さらには大きく飛躍するために、本大学院で学ぶことは有意義となるでしょう。こうした目的および認識から、本研究科では経営学専攻の修士課程・博士(後期)課程を設け、以下のような人を求めています。

  • 組織に生起する経営現象について、組織経営、組織情報、組織心理の側面からその原理を探求しようとする強い熱意を持つ人。
  • 組織経営、組織情報、組織心理の研究成果を総合し融合することで、組織に生起する経営現象の解明を志す人。
  • 職場で生起する課題を常に強く意識し、その解決に向けて果敢に取り組もうとする人。