地域研修Regional Training

地域研修とは

地域研修は、地域が抱える様々な課題の解決・改善につながる取り組みを実施することで、地域社会に貢献することを目的とした科目です。地域関係者(市民、地方自治体、民間企業、非営利団体など)による地域づくりの諸活動を直接見聞・体験することを通して、現実の生きた地域経済・社会を学びます。

また、様々な「地域づくり」「マチおこし」「国際交流」などの事例に触れることによって、その地域が抱えている悩みや諸問題、あるいは関係者の地域づくりに寄せる思いを肌で感じることができます。講義やゼミナールで学んだ理論や知識を具体的な地域の課題に応用することで、机上で得た知識を実践につなげる力を身につけることが地域研修の大きな目標の一つです。

地域研修 1年間の流れ

地域研修は夏休みに行われる現地研修(フィールドワーク)が中心ですが、そのためには事前の学習、研修後にその成果をレポートにまとめる作業、報告会でのプレゼンテーションまで、これまでの教室での講義・理論の要素に加え、実践的な学びが必要とされる複合的な学習です。

4月

地域研修ガイダンス
地域研修担当教員から地域研修に関するガイダンスを受けます。

5月~7月

事前学習(研修テーマなどの決定)
ゼミ担当教員の指導のもと、ゼミ単位で研修対象地域の社会、経済状況などについて、関連自治体・団体などから提供された資料によって、研究対象地域の概要を勉強します。

8月~10月

地域研修実施
おおむね夏休み後半から 10 月初旬にかけて現地研修を行います。現地研修では関連自治体・団体・企業などからのヒアリングを行い、関連施設の見学や実地見聞、実態調査などを行って研修内容を深めます。

10月~11月

事後学習
ゼミ担当教員の指導の下、研修成果をまとめます。また予定される地域研修報告会に向けて準備を行います。

12月

地域研修報告会
地域研修の成果に基づいて研修レポートを作成し、ゼミ単位で発表を行い、研修成果はゼミ相互で確認しあいます。

3月

地域研修報告書の作成

地域研修報告会の研修レポートをもとに、研修の成果を報告書としてまとめます。