新年おめでとうございます。令和4年の年頭にあたり、皆さまのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

昨年、一昨年と新型コロナウイルスのパンデミックに見舞われ、わたしたちはさまざまな制約を伴う生活を余儀なくされてきました。ワクチンの普及によって感染拡大も徐々に収まってきたかのように見えましたが、オミクロン株という新たな変異種の登場によって、ふたたび先が見通せない状況になっています。とはいうものの、令和4年こそは平穏な日常生活を取り戻したいものです。

さて、1885（明治18）年創設の北海学園は、法人としては今年で創基137年、大学としては72年となります。大学では一、二年前から設立目的や建学の精神を見直し、このたび新たに「北海学園大学ミッション・ビジョン」（Hokkai-Gakuen University Mission and Vision Statement）を策定いたしました。今年度はそれに基づきながら、学園の創基150年をめがけて、具体的なアクション・プランの検討に入る予定です。学生、教職員、同窓生が知恵と力を合わせて、より素晴らしいキャンパスづくりに邁進していきましょう。

本学は北海道を代表する私立大学として、北海道が直面する諸課題に対してのみならず、グローバルな諸課題に対しても、知識と情熱をもって果敢に取り組む「パイオニア大学」（a pioneering university）でありたいと願っています。さまざまな活動がコロナ禍によって制限されるなかではありますが、本学はその歩みを緩めることなく、より一層の高みを目指して飛翔してまいる所存です。

本年も、北海学園大学に対して、皆さまのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

北海学園大学学長　安酸敏眞