北海学園大学学芸員課程を修了した法学部佐々木理子さんと人文学部蟬塚咲衣さんが「学生表彰」として表彰されました。お二人は奥尻島をフィールドにした論文をそれぞれ別々の学術誌（査読つき）に投稿し、受理されるという快挙を成し遂げたことなどが評価されました。

佐々木さんは、道内唯一の民族学の専門誌である『北海道民族学』（査読付き）に論文が受理されました。学部生が筆頭著者として論文掲載を勝ち取った業績は傑出しており、本学の伝統形成に寄与したことは間違いありません。卒業後も大学院で主体的に研究活動に取り組み、今後の成長が大いに期待できます。

蟬塚さんは、学芸員課程の他学生とも協働しながら地理情報システム（GIS）の技術を用いて実証的な研究を主導し、筆頭著者として執筆した論文を立命館大学歴史都市防災研究所の査読付き論文集に投稿し、見事に受理されるという栄誉に浴しました。学部在学中に、散逸が懸念される郷土の有形無形文化財の保護と地道な記録に尽力したことは、地域貢献は言うに及ばず、特筆すべき顕著な業績として賞賛に値します。

お二人は今後も地方の文化財保護活動での活躍が嘱望される有為な人材となることでしょう。

法学部　佐々木理子さん

人文学部　蟬塚咲衣さん