北海学園大学市民公開講座(道民カレッジ連携講座)Event

20197/20Sat.

北海学園大学市民公開講座(道民カレッジ連携講座) 終了しました

2019年度北海学園大学 市民公開講座 (道民カレッジ連携講座)

主催 北海学園大学
テーマ G20サミットから見える世界経済~G7<G20?~
趣旨・概要  2019年6月28日・29日に大阪にてG20サミット(金融・世界経済に関する首脳会合)が開催され、北海道・倶知安町においても観光大臣会合が予定されています。2008年に洞爺湖G8サミットが開催された直後の11月に第1回G20サミットが開催され、リーマンショックを発端とする世界経済の課題が議論されました。それから10年、グローバル経済がどのように変化し、G20がどのような課題に直面しているのか、紐解いていきます。
 この講座では、経済学部の世界経済に関わる3人の研究者が登壇します。それぞれの視点から展開される、現在のグローバル経済についての議論は、G20を単なる「イベント」としてではなく、世界について考える「きっかけ」に変えてくれることでしょう。 なお、この講座はG20観光大臣会合実行委員会および北海道の後援で開催いたします。
開講日時 2019(令和元)年7月20日(土)13:30~17:35
プログラム 12:30 受付開始
13:30~13:35 開会の挨拶
13:35~13:40 講演概要
13:40~14:30 講演1
14:30~14:40 休憩
14:40~15:30 講演2
15:30~15:40 休憩
15:40~16:30 講演3
16:35~17:25 パネル・ディスカッション
17:25~17:35 閉会の挨拶
講演内容 講演1:世界経済の持続・平等的成長に果たすG20の役割
―日本開催までの回顧と論点の整理―
経済学部教授 越後修 【多国籍企業論】

 2019年、大阪で「20ヵ国・地域首脳会合(G20 Summit)」が開催される。これは、日本国民が国際経済の直面する課題を知り、それらへの関心を高める絶好のチャンスとなろう。とはいえ、これが単なるチャンスに終わることなく、私たちの知的成長を促すものとなるためには、まず予備知識を得なければならない。
 本講演では、首脳会談を含むG20のさまざまな会議が開催されるに至った経緯、および日本開催までの歴史について概説する。「G20での論点がどのように変わってきたのか」、「今日ではどのような問題が議論されているのか」、「今後どのような問題が議論されるべきか」について、オーディエンスの理解を深めることが、本報告の意図である。したがって、できるだけ平易な講演内容にしたい。
 当日は講演の後、パネル・ディスカッションも予定されているので、それへの「議題提起」や「視角提供」という点でも、有意義な報告にしたい。

講演2:新興アジア諸国と北海道インバウンド観光
-G20観光大臣会合によせて-
経済学部教授 宮島良明 【国際経済論】

 かつて世界には、先進国と途上国しか存在しなかった。それが1970年代末になり、新たに新興国、つまり途上国でもなく、かといって先進国でもない国々が現れるようになった。時代の流れとともに、新興国を構成する国々も変化していった。現在ではアジア諸国を中心とした新興国・地域が、世界経済の成長軸を形成し、世界経済をけん引するようになった。もはや世界経済は、新興国・地域抜きには語れない。このような世界経済の状況のなかで、G20は生まれた。本講演では、このことを念頭に、アジア諸国にとってのG20の意味を考えるとともに、今回、ニセコで開催されるG20観光大臣会合に関連させて、近年、北海道で外国人観光客(インバウンド観光)が急増している理由や背景について解説、検討を行う。

講演3:G20サミットに対する国際市民社会の提言と批判――G20とは何なのか
経済学部教授 大屋定晴 【社会経済学】

 リーマンショック以降、G20サミットは、G8サミットとは異なるかたちで世界経済を主導する国際的枠組みとして注目を浴びた。これは世界経済の重心が西から東へと移行するヘゲモニー転換の象徴と受け取られた。しかしトランプ米政権の成立、あるいはG20を構成する国々での政治的混乱などは、こうした移行が単線的なものではないことを示している。と同時に、2017年7月のドイツ・ハンブルグG20サミットでは、数万人規模での抗議行動が展開された。その理由は日本ではほとんど報じられない。本講演では、こうしたG20批判の動向の検討とともに、大阪G20サミット自体に対する国際市民運動(C20)の提言や対抗行動なども考察しつつ、G20の存在意義について再考したい。

パネル・ディスカッション
司会:経済学部教授 平野研【発展途上国論】
会場 北海学園大学豊平キャンパス 7号館3階D30番教室

地下鉄東豊線「学園前」駅下車3番出口直結
豊平キャンパス所在地

※駐車スペースがございませんので、自家用車でのご来場はご遠慮いただいております。ご来場の際には、公共交通機関をご利用ください。
受講料 1,000円(資料代として)
定員 80名(先着順、定員に達し次第締め切らせていただきます)
申し込みから受講までの流れ 1. ホームページ等で講座内容をご確認いただき、下記の請求方法にて案内パンフレット(受講申込書兼振込依頼書)をご請求ください。
(1)ホームページ(申込フォーム)
(2)電話:011-841-1161(代表)内線2257
市民公開講座資料を請求する旨と、①郵便番号・住所②氏名③電話番号をお伝えください。

2. 案内パンフレットがお手元に届きましたら、同封の「受講申込書兼振込依頼書」に必要事項をご記入のうえ、お近くの金融機関(ゆうちょ銀行は不可)で受講料をお振り込みください。
※指定銀行(北洋銀行)をご利用の場合は、振込手数料が無料ですが、他行では有料となります。
※定員を超過した場合は、ご希望に添えず、お断りすることがございます。
※大学窓口での受講料のお取扱いはできませんのであらかじめご了承ください。

3. 講座開催当日は、振込みの際の領収書A(兼 受講許可書)を受付でご提示ください。
※資料請求時に頂戴しました個人情報につきましては、パンフレット送付とそれに関するご連絡の目的にのみ使用いたします。
※お申し込み時に頂戴しました個人情報につきましては、受講者名簿の作成、当講座に関するご連絡の目的にのみ使用いたします。
申込期間 2019(令和元)年6月10日(月)~7月10日(水)
※時間帯は、金融機関窓口での振込取扱時間帯になります。
お問い合わせ 北海学園大学 市民公開講座係(経済学部事務室)
TEL:011-841-1161(代表) 内線2257

最終更新日:2019.06.07

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