2024年度北海学園大学 市民公開講座
主催 | 北海学園大学 |
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テーマ | 世界の中の北海道-グローカル・ガバナンスの視座 |
趣旨・概要 | 北海道は課題先進地であるといわれる。日本国内でも先んじて少子高齢化と人口減少が進んでいる。気候変動は北海道の一次産業を直撃し、広大で豊かな自然を利用した再生エネルギーの活用が急務となる一方でその功罪も顕在化している。地政学的にも、ロシアと国境を接し北朝鮮や中国ともほど近い北海道は、昨今の東アジア情勢を凝縮した地域でもある。 北海道が抱える諸課題は、全世界的に見ても先進的なものだ。それ故にこそ北海道には、過去にも前例がない先進課題に果敢に取り組んできた歴史がある。本講座では、課題先進地としての北海道が、前例なき難題に過去どのように挑んできたのか、また将来にわたってどのようにそれに対峙していくべきなのか、法的・政治的な視点から考える。 法学部の誇る国際法、国際公共政策、国際政治の精鋭が一堂に会し、各々の専門的見地からグローカル・北海道の過去・現在・未来を読み解いていく。 |
開講日時 | 2024(令和6)年12月14日(土)13:30~16:30 |
プログラム | 12:30 受付開始 13:30~13:35 開会の挨拶 13:35~14:05 講演1 14:05~14:35 講演2 14:35~15:05 講演3 15:05~15:20 休憩 15:20~16:25 パネルディスカッション 16:25~16:30 閉会の挨拶 |
講演内容 | 講演1:国際海峡の通航制度と津軽海峡:領海3カイリ凍結とその意味 講師 法学部教授 加藤信行 奥尻海峡などは日本の国家領域であるが、津軽海峡には、日本の国家領域ではない部分がある。海峡全部を国家領域にできるのに、なぜそのようにしているのか?そのようにしたほうがよいのか?国際法に照らして考える。 講演2:「GX特区」を考えるー複合ガバナンスの観点から 講師 法学部講師 津田久美子 近年、気候変動分野のグローバル・ガバナンスは、安全保障、金融、税制といった複数の問題領域が交錯し、複合化している。複合ガバナンスの論点とは何か。北海道・札幌が選定された「GX特区」を関連づけて考えてみたい。 講演3:冷戦後の日本外交ー国力の低下と価値観への傾斜のなかで 講師 法学部教授 若月秀和 中国の軍事大国化や北朝鮮の核戦力強化など現在の日本を取り巻く安全保障環境は、厳しい状態にある。冷戦後の日本外交は価値観を掲げて、国力低下による劣勢の挽回を図ってきたが、その展望は如何に...。皆さんと共に考えていきたい。 パネルディスカッション 司会 法学部教授 菅原寧格 |
会場 | 北海学園大学豊平キャンパス 6号館3階「C31番教室」 地下鉄東豊線「学園前」駅下車3番出口直結 →豊平キャンパス所在地 ※駐車スペースがございませんので、自家用車でのご来場はご遠慮 いただいております。ご来場の際には、公共交通機関をご利用ください。 |
受講料 | 無料 |
お問い合わせ | 北海学園大学 市民公開講座係(法学部事務室) TEL:011-841-1161(代表) 内線2226 |
最終更新日:2024.10.30