本年度(2019年度)は、各自治体が策定した地方創生(まち・ひと・しごと創生)総合戦略の最終年度であり、この5年間の成果と課題を踏まえて、人口ビジョンや総合戦略の見直しを行う年でもあります。
2020年代における地域政策は、地域の状態に関する定量的なデータとエビデンスに基づいた包括的な分析を土台に、分野横断的かつ地域同士が互いに学び合うものへと進化/深化していくことが求められています。財政危機が静かに忍び寄る今だからこそ、「無駄撃ち」に終わらない的確な政策形成・政策実施が必要です。
本フォーラムでは、「田舎の田舎」と呼ぶべき地域・集落に人が環流する流れを「発見」し、「田園回帰1%戦略」を提唱する藤山浩氏を講師にお招きし、北海道全域の最新の人口分析等を紹介しながら、「北海道-大学-市町村の連携・協力」により、「北海道・地域分析プラットフォーム(仮)」を形成することの必要性・可能性について議論を深めます。市町村や振興局関係者の皆様はもちろん、地域政策や地域づくりに関心を持つ方々の奮ってのご参加をお待ちしています。
(※本フォーラムは、北海道と北海学園大学の包括連携協定に基づく事業として、両者の共催により開催するものです。)
日時 | 2019年6月5日(水)13:30~15:30 |
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内容 | 講演13:40~ 「2020年代における地域政策の進化形~データとエビデンスに基づく地域の診断から、要因分析、目標設定、効果検証へ」 【講師】藤山 浩氏(一般社団法人 持続可能な地域社会総合研究所所長、北海学園大学経済学部客員教授) 事例紹介14:40~ 「大学と地域の連携の取り組み」(天売島インターンシップ、地域研修、予定) 質疑討論15:10~ 「北海道・地域分析プラットフォーム 形成の必要性と可能性について」 【司会】 濱田 武士(北海学園大学 経済学部 教授) 講師&司会プロフィール 藤山 浩(ふじやま こう) 一般社団法人 持続可能な地域社会総合研究所所長、北海学園大学経済学部客員教授 1959年、島根県益田市生まれ。一橋大学経済学部卒業。博士(マネジメント)。 ㈱中国・地域づくりセンター、島根県中山間地域研究センター等を経て、2017年より現職。 専門は中山間地域論、地域マネジメント、地域人口分析、地域計画、地域経済。 著書に『田園回帰1%戦略』、『循環型経済をつくる』(農文協)など多数。 濱田 武士(はまだ たけし) 北海学園大学経済学部教授(地域経済論) 1969年、大阪市生まれ。北海道大学水産学部卒業。博士(水産学)。 東京海洋大学海洋科学部等を経て、2016年より現職。専門は地域経済論。 日本地域経済学会理事長。著書に『魚と日本人』(岩波新書)、『漁業と震災』(みすず書房)など多数。 |
場所 | 北海学園大学豊平キャンパス7号館3階 D30教室 |
対象 | 市町村職員、道職員、地域政策や地域づくりに関わり・関心のある方、学生・教職員 |
参加費 | 無料 |
主催 | 北海学園大学地域連携推進機構 |
共催 | 北海道 |
申込み・お問い合わせ | ①氏名 ②所属 ③電話番号 ④メールアドレス をご記入の上、以下の連絡先にお申し込み下さい。 ・一般の方・・・北海学園大学開発研究所 Eメール: kaihatsu@hgu.jp TEL:011-841-1161(内線2254) ・自治体関係・・・北海道総合政策部地域創生局地域戦略課 |
申込期限 | 5月31日(金)。空席があれば当日参加も可能です。 |
最終更新日:2019.05.20