市民公開講座「世界の言語と文化のモザイクを眺める」Event

20185/12~Sat.

市民公開講座「世界の言語と文化のモザイクを眺める」 終了しました

2018年 北海学園大学 市民公開講座

主催 北海学園大学
テーマ 世界の言語と文化のモザイクを眺める
概要 北海学園大学では、現在、英語以外で5種類の外国語科目(ドイツ語、フランス語、中国語、ロシア語、韓国・朝鮮語)を開設し、学生達が各自の関心に従ってさまざまな外国語を学ぶとともに広く海外の事象について理解を深める機会を提供しています。この度、社会貢献の一端として、大学が有する知的財産を広く社会に公開し、市民の皆さんに提供することで教育機関としての使命を果たさせていただくことになりました。内容的に分かりやすく、それでいて、担当者各自の研究成果も十分に盛り込んだ講座を準備いたしました。この機会に、是非、大学のキャンパスで「世界の言語と文化のモザイク」に触れてみてください。
開催日時 2018(平成30)年5月12日(土)
2018(平成30)年5月26日(土)
2018(平成30)年6月9日(土)
2018(平成30)年6月23日(土)
2018(平成30)年7月7日(土)
全5回開催、各回13時00分~16時15分(途中休憩を挟みます)
プログラム 第1回 5月12日(土)
ドイツ語、ドイツ文化(担当:北原 寛子(経済学部准教授))
美しき哀しきドナウ  ―文学に刻まれた昨日の世界のウィーン―

 19世紀世紀半ばから第二次世界大戦終結までのドイツ語圏世界は、国境線がたびたび変化した激動の時代でした。この大きな流れをハプスブルク帝国の都ウィーンを軸に俯瞰してみたいと思います。
 歴史的な出来事を追うだけでもエキサイティングではありますが、さらに、映画も含めた言語を媒介とする芸術を広く文学と捉えて、政治や社会のありようが、どのように語られてきたのか立ち止まって考えてみましょう。テクストには、当時の人びとの夢や希望、そして不安までもが刻印されているのがわかるはずです。ドイツ語で詩の一節を朗読する練習もします。

第2回 5月26日(土)
ロシア語、ロシア文化(担当:寺田 吉孝(人文学部教授))
世界文化遺産を通して、ロシアの文化や歴史を考える

 ソ連邦崩壊直前からロシアの建造物が世界文化遺産に登録され始めました。ソ連時代は物置として使用されていた教会や崩壊寸前だった建造物が復興され、世界文化遺産に指定されています。それらを含め、世界文化遺産に指定されている建造物の多くは、ロシアの文化や歴史を学ぶ上で、重要な意義を持っています。今回は、1992年に世界文化遺産に登録された「ヴラヂーミルとスーズダリの白い建造物群」を中心にお話をします。また、ロシア語の文字とその発音にも触れ、ロシアにある世界文化遺産にかかわる固有名詞を発音する練習も行います。

第3回 6月9日(土)
中国語、中国文化(担当:大谷 通順(人文学部教授))
麻雀で中国語

 中国を代表するゲームのひとつ、「麻雀」をめぐって、20世紀はじめに上海を主な舞台として展開された、社会風俗のありさまをご紹介いたします。そこには、外国人租界で暮らす欧米人や日本人の生活風景も含まれます。また、麻雀用語は中国語の発音や文法を知るうえでたいへん手ごろな教材になりますので、それを使って実際に声に出す練習をしましょう。なお、本講座は中国語会話の練習に主眼をおいたものではありませんし、またテーマもかなり偏っています。ふだんから麻雀に親しんでおられる方や、たとえプレーしたことはなくても、麻雀の来歴などに興味を感じられる方にお勧めします。

第4回 6月23日(土)
フランス語、フランス文化(担当:一條 由紀(経済学部准教授))
19世紀フランスの小説から考える女子教育

 PACS、ユニオン・リーブル、同性婚――今でこそ多様な恋愛や家族の形が可能なフランスですが、ずっとそうだったわけではありません。19世紀末に初等教育が義務化・無償化・世俗化される以前、女子はどのような教育を受け、それは彼女らの人生――特にその恋愛と結婚――にどのような影響を与えてきたのでしょうか。この講座では『ボヴァリー夫人』などの小説を通して、19世紀フランスの女子教育と恋愛観、女性観について考察します。また、現代の教育制度についても簡単に解説し、初歩的なフランス語を学んでみる時間も設けたいと思います。

第5回 7月7日(土)
韓国・朝鮮語、韓国・朝鮮文化(担当:辻 弘範(経済学部教授))
「朝鮮半島の"いま"を読み解く」

 近年、メディアを通して伝えられる朝鮮半島関連情報は、国内政治の混乱や外交・軍事面での問題が多く、日本国内では韓国・朝鮮の人々や社会の「異質さ」に関心が集まっています。朝鮮半島は70年もの間、南北分断の状況下で対立と和解を繰り返しながら、冷戦体制をしたたかに生き抜いてきました。こうした「知恵」はいつ・どのように身につけたのか。朝鮮半島に根付いた儒教文化や過去の国際関係などをもとに、朝鮮半島の"いま"を読み解いてゆきます。後半では、朝鮮半島で使用されている文字「ハングル」について簡単に紹介します。
会場 北海学園大学豊平キャンパス 7号館 D31番教室

地下鉄東豊線「学園前」駅下車 3番出口直結
豊平キャンパス所在地

※駐車スペースがございませんので、自家用車での来場はご遠慮いただいております。
 ご来場の際には、公共交通機関をご利用ください。
受講資格 18歳以上で講座に関心のある方
受講料 1,000円(資料代として)
定員 50名(先着順、定員に達し次第締め切らせていただきます)
申込から受講までの流れ 受講申込受付は終了しました。
1.お電話でのみ受付いたします。
  (電話)011-841-1161(内線2706)
  なお、5月3日(木)~6日(日)は電話受付は行っておりません。

2.パンフレットがお手元に届きましたら、折り込みの「受講申込書
  兼振込依頼書」に必要事項をご記入のうえ、お近くの金融機関に受講料(資料代)をお振り込みください。
  ※指定銀行(北洋銀行)をご利用の場合は、振込手数料が無料ですが、他行では有料となります。
  ※定員を超過した場合は、ご希望に添えず、お断りすることがあります。
  ※大学窓口で直接、受講料のお取扱いはいたしません。

3.当日、振込みの際の領収書A(兼 受講許可書)をお持ちいただき、受付にご提示ください。
  ※資料請求時に得ました個人情報につきましては、パンフレット送付とそれに係るご連絡の目的にのみ使用いたします。
  ※申込時に得ました個人情報につきましては、受講者名簿の作成、当講座に関するご連絡の目的にのみ使用いたします。
申込期間 2018(平成30)年4月16日(月)~5月8日(火)
(銀行窓口での振込取扱時間帯)
お問合せ先 北海学園大学教務センター事務室(市民公開講座係)
TEL:011-841-1161(代表) 内線2706

最終更新日:2018.04.16

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