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北海学園大学は何を目指し、ここでは何を学ぶことができるのか。
学生、教員陣をピックアップし、特集記事でお伝えします。

Vol.1
学長 安酸 敏眞

君たちと、つくる大学。

建学以来の使命を北海道から広く発信

北海学園大学の歴史は、1885(明治18)年の「北海英語学校」創設から始まります。

この学校は、当時、英語で授業を行っていた札幌農学校へ入学するためにつくられました。札幌農学校はそもそも開拓使の事業の一環として設立されたものでしたから、北海道開拓に対する強い意識が根底にあったわけです。

それが、本学の建学の精神である「開拓者精神」(Pioneer Spirit)の原点です。

この「開拓者精神」を身につけた人材の育成をミッションとして、本学は歩みを進めてきました。北海道で最古かつ最大規模の私立総合大学として、卒業生は8万7000人を超えています。2018年は、北海道命名150年の節目。改めて北海道開拓の時代に思いを馳せ、新しい時代を切り開いていく意欲と意識を持った人材を北海道はもとより全国、世界へと送り出すことで、本学の精神をより広く発信していきたいと考えています。

「開拓者精神」で地域と世界をつなごう

グローバル化が進み、新たな可能性が広がる今の時代を生き抜いていくには、未知の領域にも自ら挑んでいくたくましい精神が求められます。世界中の人たちと同じ土俵で渡り合っていこうとするなら、北海道や日本だけに視点を置いた考え方は通用しなくなっています。

そうした中で、本学をどのような方向に発展させていくか。

まず、グローバル・マインドを持つことだと私は考えています。

それは決して、国際的な舞台で活躍するということだけではありません。あらゆるものが世界的な規模でネットワーク化されていますから、グローバル・マインドを持って、ローカルなところで仕事をする「グローカル」という在り方も重要です。そのような新たな場面に身を置いた時には、すべてを自分自身の力で行う自立的・自発的な「開拓者精神」が必要になります。「開拓者精神」に根差した本学だからこそ、地域と世界をつなぐ人材を育てることができると信じています。

能力は氷山のよう。潜んでいる可能性を伸ばせ

それぞれの大学には、役割やイメージがあります。それは、卒業後の人生にも付いて回るほど大きなものです。ですから、受験生の皆さんはそこを意識し、本学が自分自身をつくり上げていく場になることを理解して来てほしいと願っています。

同時に、大学は学生自身がつくっていく、変えていくものでもあります。私は学長就任時の所信表明として、ラテン語の次の言葉を使いました。

「universitas semper reformanda」(大学は常に改革されるべきだ)。

本学は学生とともに改革を続け、より良い大学を目指す意気込みを持ち続けています。
改革は、学生一人ひとりにも当てはまることです。向上するとは、常に自己改革することです。より良くするための努力をやめてしまうと、成長は止まってしまいます。望みを高く持ち、より高いところを目指していく。それが非常に大切で、漫然と過ごしていては成長できません。目標を持って努力を続ければ、自分でも思いがけないところまで伸びていくことができるのです。

能力は、時に氷山にたとえられます。表面に現れている部分はほんの一部で、潜んでいるものの方がはるかに大きいからです。さらに言えば、能力とは単利ではなく、複利を生むものだと考えています。すなわち、もともと持っていた能力を努力して磨いていくと、それが積み重なりどんどん大きなものになっていきます。

本学は、これからの伸びしろがまだまだ大きい大学です。臆することなく変化を遂げ、成長し続けていく本学の姿にご期待ください。

北海道開拓の村 旧北海中学校前にて

安酸 敏眞
Toshimasa Yasukata
鳥取県米子市生まれ。京都大学文学部卒、同大学院文学研究科修了。米国ヴァンダービルト大学大学院修了。Ph.D.。京都大学博士(文学)。
専門はキリスト教学と西洋思想史。主著はErnst Troeltsch、『レッシングとドイツ啓蒙』、Lessing's Philosophy of Religion and the German Enlightenment、『歴史と解釈学』、『人文学概論』、『欧米留学の原風景』など。
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